エイサー、フルHD超の10.1型タブレット「A700」

-ドルビーデジタルプラス対応の「どこでもシアター」


ICONIA TAB A700

 日本エイサーは、1,920×1,200ドットの10.1型液晶を搭載したAndroidタブレット「ICONIA TAB A700」を7月20日より発売する。16GBモデルと32GBモデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は16GBが44,800円前後、32GBが47,800円前後。カラーは16GBがシルバー、32GBがブラック。

 10.1型/1,920×1,200ドットのワイド液晶を搭載したAndroidタブレット。ピクセル密度は224ppiとなり、コントラストは800:1、輝度は348cd/m2、視野角は178度。プロセッサはクアッドコアのNVIDIA Tegra 3 1.3GHzで、Androidバージョンは4.0。フルHDを超える解像度のAndroidタブレットの発売は国内初で、エイサーでは「どこでもシアター」というキーワードで大画面/高精細をアピールしていく。

ICONIA TAB A700 32GBICONIA TAB A700 16GB(シルバー)ICONIA TAB A700 32GB(ブラック)

 1080pのフルHD動画やYouTubeの1080pストリームも再生可能。デジカメ用写真ビューワや、フルHDゲームプレイなどの利用方法も提案している。システムメモリは1GB。外部ストレージとしてmicroSDに対応し、最高32GBのmicroSDHCをサポート。IEEE 802.11b/g/n無線LANやBleutooth 2.1+EDRも搭載する。

 音質も強化し、ステレオスピーカーを内蔵するほか、ドルビーデジタルプラス(DD+)に対応。これまでDD+はモバイルにも対応した高圧縮率のコーデック名称として利用されてきたが、加えてモバイルサラウンドやサウンドスペースエクスパンダー、ナチュラルベース、ハイフリケンシーエンハンサーなどの「Dolby Mobile 3 Plus」の技術も含んで、ドルビーデジタルプラスと再ブランディングされた。これによりサラウンドや低域再生能力を大幅に向上。ドルビーデジタルプラス対応のタブレットは日本初となる。

 USB端子を装備し、USBメモリ内の画像転送などに対応するほか、USBキーボードを使った文字入力にも対応。500万画素のリアカメラや100万画素のフロントカメラ、HDMIマイクロ出力などを装備する。


ICONIA TAB A700厚みは10.95mmHDMIを装備

 Androidの標準アプリのほか、DLNAプレーヤーのClear.fiやメディアソフト「ICONIA Media2U」、Officeアプリ「Polaris Office」、電子書籍の「BookLive」、Evernoteなどを搭載。IMEとしてATOKも搭載する。

 バッテリはリチウムイオン(9,800mAh)で、動画再生時約11時間、Web閲覧時約8時間。外形寸法は260×175×10.95mm(縦×横×厚み)、重量は665g。

Acer Ring高精細ディスプレイでテキストもくっきり表示

(2012年 7月 11日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]