東芝、薄型/スロットインドライブのBDレコーダ2機種

-64%省スペース化。「レグザリンク・シェア」対応


 東芝は、Blu-ray Discレコーダ「レグザブルーレイ」2機種を8月上旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は2TB HDD内蔵の「DBR-Z260」が85,000円前後、1TBの「DBR-Z250」が7万円前後。

DBR-Z260DBR-Z250

 スマートフォン/タブレットや他のレコーダと連携できる「レグザリンク・シェア」や、USB HDD録画、編集ナビといった従来機種DBR-Z160などの機能を継承しながら、本体を64%省スペース化(DBR-Z160/150との体積比)したことが特徴。液晶テレビの薄型ラックにも収まりやすいという。BDドライブはスロットイン型を採用している。なお、HDD容量以外の仕様は2機種ほぼ共通。

スロットインドライブを採用奥行きは204cm天面

 「レグザリンク・シェア」機能を使って、レコーダの内蔵HDDに録画した番組や、レコーダで受信中の番組をLAN経由でタブレットやスマートフォン、PCなどの対応端末に配信可能。レコーダから配信された録画番組を受信するアプリ「RZプレーヤー」や、レコーダで受信したテレビ放送のリアルタイム転送を受信するアプリ「RZライブ」、録画番組を持ち出せるアプリ「RZポーター」などが無償配布されている。

 チューナは地上/BS/110度CSデジタルダブルチューナで、2番組同時録画に対応。自動チャプタ分割の「Wマジックチャプター」も利用できる。最長約15倍の長時間録画に対応。HDDでMPEG-2 TS(DR)からからのAVC変換は最大3倍速。内蔵HDDのほか別売USB HDDへも録画可能で、最大8台/各4TBまでのHDDを増設できる。バスパワー電源供給も行なえる。

 液晶テレビREGZAのHDD内蔵モデルから、LAN経由でレコーダに無劣化でダビングできる「レグザリンク・ダビング」(ネットdeレック)が可能。また、別売チューナを使った「スカパー! HD録画」にも対応する。

付属リモコンは両機種共通

 再構成型超解像技術によりDVDやハイビジョン放送、Blu-rayなどの高画質化を図る「レゾリューションプラスXDE」に対応。BDXLの録画/再生や、Blu-ray 3Dの再生にも対応する。また、「編集ナビ」でチャプタやプレイリストの編集、タイトル結合、ダビングなどが行なえる。BD-R/REにダビングしたタイトルの書き戻しも可能。

 「瞬速起動」機能も搭載。同機能がONの状態にすると、リモコンの電源ボタンを押してから約0.4秒で起動する。待機時消費電力が増加するが、設定した使用頻度の高い時間帯(6時間/日)以外は、待機時消費電力の低いモードに自動的に切り替わる。消費電力はDBR-Z260が30W、DBR-Z250が28Wで、省エネ待機時は約0.03W、通常待機時は約1.3Wで共通。瞬速起動待機時は、Z260が約15.9W、Z250が約15.7W。

 出力端子はHDMIとコンポジット映像/アナログ音声を各1系統、入力はコンポジット映像と光デジタル音声、アナログ音声を各1系統装備。EthernetとUSB HDD専用端子も備える。外形寸法と重量は共通で、430×204×47mm(幅×奥行き×高さ)、3.1kg。

DBR-Z260の背面DBR-Z250の背面


(2012年 7月 23日)

[AV Watch編集部 中林暁]