ソニー、iPhone/iPad/Bluetooth対応のDockコンポ

-CD再生も対応。Bluetooth省いた下位モデルも


Bluetooth対応の上位モデル「CMT-V70BIP」。ダークシルバー

 ソニーは、iPodやiPhone、iPadの接続にも対応するDockコンポ「CMT-V50IP」と「CMT-V70BIP」を9月1日に発売する。価格はどちらもオープンプライス。Bluetooth対応の上位モデル「CMT-V70BIP」の店頭予想価格は35,000円前後、下位モデル「CMT-V50IP」は3万円前後。

 カラーバリエーションは、V70BIPがダークシルバー(S)、レッド(R)。V50IPがブラック(B)、ライトシルバー(SI)、ピンク(P)。

 ソニーではウォークマン用のDockコンポとして「CMT-V70B」、「CMT-V50」を発売しているが、そのiPod/iPhone/iPad対応モデル。主な仕様はウォークマン用と同じだが、ウォークマン向けモデルではCDからウォークマンへの録音機能も備えているが、iPod/iPhone/iPad向けモデルでは対応していない。

 スロットインCD、20W×2chのS-Masterデジタルアンプ、ステレオスピーカー、FM/AMラジオを搭載したオーディオシステム。前面のDockにiPod/iPhone/iPadを搭載でき、収録した楽曲をスピーカーから再生できる。搭載したiPodの充電も可能。Dock部分は本体に収納する事もできる。

「CMT-V70BIP」のレッドモデル。左がiPhone、右がiPadを乗せたところ

 上位モデルの「CMT-V70BIP」はBluetooth 2.1+EDRに準拠。iPhoneやAndroidスマートフォンとのワイヤレス接続ができる。プロファイルはA2DPをサポートし、SCMS-Tにも対応。Bluetoothスタンバイ機能をONにしておくと、スマートフォンなどからスピーカーの電源を入れる事ができる。自動電源OFF機能も用意。Bluetoothとカラー以外の仕様は、両機種ほぼ共通。

Bluetooth非対応の「CMT-V50IP」。左からブラック、ピンク、ライトシルバー。いずれもiPhoneを乗せたところ

 内蔵スピーカーは65mm径フルレンジ2基で、スピーカーのダンパーには「磁性流体(Magnetic Fluid)サスペンション構造」を採用。ボイスコイルから振動板までの伝達経路が短く、ダンパーからの2次音圧発生が無いことから歪みが抑えられるほか、振動系の軽量化と磁気ギャップの狭小化による磁束密度が向上。クリアな中高域と音圧の向上を実現したという。

 本体の右上にLEDインジケーターを備え、ソース機器に応じた色に点灯する。スピーカーグリルにはパンチングメタルを採用。背面は、ネジ穴を見せないデザインに仕上げている。消費電力はいずれも35W。外形寸法と重量も共通で、523×277×173mm(幅×奥行き×高さ)、約4kg。


(2012年 8月 3日)

[AV Watch編集部 山崎健太郎]