【IFA 2012】Sony、84型/4K液晶BRAVIA発表。年内発売

-フルHD 3Dを偏光メガネで3D体験。4K超解像も


BRAVIA KD-84X9005

 Sonyは29日、ドイツ ベルリンで31日より開幕する国際コンシューマ・エレクトロニクス展「IFA 2012」にあわせてプレスカンファレンスを開催。84型で4K/2K解像度の液晶テレビ「BRAVIA KD-84X9005」を発表した。2012年の年末商戦(ホリデーシーズン)に発売する予定。欧州での価格は25,000ユーロの見込み。

 3,840×2,160ドットで4Kとしては業界最大という84型の液晶テレビ。映像エンジンには「4K X-Reality PRO」を搭載。HD解像度の放送やBlu-ray Discなど、解像度の異なる映像ソースを、超解像技術を用いて高精細/高画質に4Kアップコンバートを行なうという。PlayStation 3内の写真を4K解像度で出力する「PlayMemories Studio」にも2013年3月までに対応予定。

 3D表示にも対応。3D視聴にはパッシブタイプの偏光3Dメガネを利用する。Blu-ray 3DのフルHD 3D映像を3,840×1,080ドットにアップコンバートした左目用、右目用の映像を生成。垂直方向は1,080ドットのままとなるが、バッテリ無しの軽量なメガネで3Dが楽しめるという。

BRAVIA KD-84X9005利用イメージ
KD-84X9005を披露するソニー平井CEO

 また、10基のサイドスピーカーからなる「10Unit Live Speaker」も搭載。Clear Phase TechnologyとS-Force フロントサラウンドシステムなどにより、大画面に最適化した3Dサウンドを実現できるという。Sony Enterteinment Network(SEN)などのネットワーク機能も搭載している。

 AV Watchでは、プレスカンファレンスの続報をお届けすると共に、IFA 2012の模様を随時レポートしていく。


(2012年 8月 30日)

[AV Watch編集部 臼田勤哉]