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ソニー、ウォークマンF/Zアップデート開始。ZはFLACも

本体プレイリスト作成、nasne放送転送など

 ソニーは、F800シリーズとZ1000シリーズの本体システムソフトウェアアップデートを5日より開始した。11月6日に12月中旬提供開始としていたが、若干前倒ししてのアップデート提供となった。

NW-Z1000シリーズ
NW-F800シリーズ
F800シリーズのアップデート内容

 対象機種は、'11年12月発売のウォークマン「NW-Z1000シリーズ」のNW-Z1050/Z1060/Z1070の3モデルと、'12年10月発売の「NW-F800シリーズ」のNW-F805/F805K/F805BT/F806/F806K/NW-F807の6モデルで、合計9モデル。

 Zシリーズは、Fシリーズと同等の機能が追加され、Androidのバージョンも2.3から4.0に更新されるほか、ロスレスコーデックの「FLAC」対応、やバッテリライフ改善(20時間から34時間に向上)などが図られる。

 また、Zシリーズのみのアップデート内容として、日本語入力の横画面対応や、Favoritesアプリのウィジェット化、Media Go 2.3対応、Music Unlimited/ウォークマンクラシックアプリ追加、クリアフェーズ機能対応、おでかけ番組のHDMI出力対応などが行なわれる。なお、「ちょい聴きmora」アプリはアップデートにあわせて削除される。

 Fシリーズ固有のアップデートは、DLNAアプリの追加。

 F/Zシリーズ共通のアップデートは、「Wミュージック」アプリの機能向上による、本体でのプレイリスト作成対応、「ビデオプレーヤー」アプリにおける縦画面再生、連続再生などのプレーヤー機能。

 さらにソニー製BDレコーダやBD/HDD内蔵BRAVIA、nasneで録画した番組や放送中テレビ番組のウォークマン上での再生に対応する。また、ダイレクト録音対応、Bluetooth接続設定アプリ追加、サウンド・エフェクトの有効範囲拡大、イコライザ/VPTの内容変更なども行なわれる。

 また、Fシリーズには「KDDI au Wi-Fi簡単接続」アプリを追加。auと共同で「au Wi-Fi SPOT」を180日間無料で利用できるキャンペーンも実施する。auとの契約無しに使用可能となっている。詳細は同社ホームページで案内している。

(臼田勤哉)