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ドコモ、9,975円からの10.1型独自タブレット「dtab」

回線契約無しで25,725円。テレビ用の「dstick」も

dtab

 NTTドコモは、ドコモの回線契約などを有していれば9,975円で購入できる10.1型Androidタブレット「dtab」を3月下旬よりドコモオンラインショップで発売する。単体価格は25,725円。dtab自体は無線LAN(Wi-Fi)で利用可能で回線契約が不要だが、ドコモの回線契約とspモード契約、dビデオ(VIDEOストア)を6カ月間契約している場合は、2013年9月末までキャンペーン価格として9,975円で販売する。ドコモオンラインショップ以外のドコモ取扱店でも、4月以降に発売を予定している。

 また、スマートフォンで利用しているdマーケットの映画やアニメ、音楽を追加料金無しで家庭のテレビで楽しめるアダプタ「SmartTV dstick」も3月以降にドコモオンラインショップで発売。価格は8,925円(予定)。

 これらの新製品により、ドコモの「dマーケット」サービスをスマートフォン以外のテレビ、タブレットのマルチスクリーンで楽しめるようにする狙い。

dtab

dtab(背面)

 10.1型/1,280×800ドット液晶を搭載したタブレット。ドコモのコンテンツサービス「dマーケット」を使いこなすために開発し、無線LAN接続で利用可能。利用しているドコモスマートフォンのdocomo ID/パスワードを入力することで、追加の回線契約無しでスマートフォンで契約しているdマーケットの動画やコミック、ショッピングなどのコンテンツを楽しめる。dtab自体の回線契約は不要だが、dマーケットを使うためにはドコモの回線契約とspモード契約、dビデオ契約が必要となる。

 ホーム画面もdマーケットの使いやすさを追求した専用の画面を搭載。dマーケット内の全てのサービスにアクセス可能で、おすすめコンテンツを毎日更新表示する。対応サービスはdマーケットの全サービス(dビデオ powered by BeeTV、dミュージック powered by レコチョク、dヒッツ powered by レコチョク、dブック、dアプリ&レビュー、dアニメストア、dゲーム、dショッピング)と、dメニュー、しゃべってコンシェル、フォトコレクション、ドコモ地図ナビ、スマートフォンあんしん遠隔サポート。

 製造はファーウェイ(Huawei Technologies)。OSはAndroid 4.1で、1.2GHzのクアッドコアプロセッサ「K3V2T」を搭載する。BluetoothはVer.3.0。メモリは8GBで、32GBのmicorSDHC対応のmicroSDカードスロットを備えている。カラーはAluminum Silver。

 また、外部カメラは300万画素、フロントカメラは130万画素のCMOSセンサーを搭載。スピーカーも内蔵しており、「audyssey」や「ドルビーデジタルプラス」などの音響技術を搭載し、ストリーミング動画や音楽などのコンテンツを迫力ある音響で体験できるとする。ボディはアルミ製。バッテリ容量は6,020mAh。外形寸法は約176×257×9.9mm(縦×横×厚み)、重量は約610g。

Smart TV dstick

dstick

 HDMIでテレビと接続し、dマーケットの映画やアニメ、音楽などをテレビで楽しめるHDMIスティック型アダプタ。製造メーカーはネオス。本体にIEEE 802.11b/g/n(2.4GHz)無線LANを内蔵しており、dマーケットのコンテンツやYouTubeの動画を視聴可能。

 対応サービスは、dビデオとdアニメストア、dヒッツ。また、SmartPlay by Twonkyにより、YouTubeの動画やホームネットワーク上にパソコン、スマートフォンに保存された動画や音楽をTV上で再生できる。電源はUSB経由で給電する。

 操作は、スマートフォンにアプリ「dstickリモコンアプリ」をインストールして行なう。Google Playで提供予定で、対象機種は2011年冬春モデル以降のAndroidスマートフォン。Bluetooth 2.1に準拠する。外形寸法は83×27×11.7mm(横×縦×厚み)、重量は約23g。

 また、ドコモオンラインショップでの販売にあわせて、dstickを抽選で合計7万名に無料提供するキャンペーンも実施。期間は2月1日から5月31日までで、毎月末に締め切り、4回の抽選を実施。対象となるのはdビデオ、dアニメストア、dヒッツのいずれかを利用しているユーザーで、キャンペーンサイトで応募を受け付ける。

(臼田勤哉)