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東芝、音にもこだわるスタンダード4K REGZA「M500X」

58型は25万円。40型は17万円でホワイトも

 東芝ライフスタイルは、4K液晶テレビのスタンダードモデル「REGZA M500Xシリーズ」を6月下旬より発売する。58型の「58M500X」、50型「50M500X」、40型「40M500X」の3モデルを用意し、価格はオープンプライス。店頭予想価格は58型が25万円前後、50型が20万円前後、40型が17万円前後。

58M500X

 '15年モデルG20Xシリーズの後継機となる、4K REGZAスタンダードシリーズ。HDR対応や新たなフレーム補間機能の導入などの高画質化に取り組んだほか、デザインや音質も強化。スピーカーを前面に向けた「レグザダイレクトオーディオシステム」を搭載する。また、4Kテレビでは初となるホワイトモデル「40M500X(W)」をラインナップし、4Kテレビのさらなる市場拡大を狙う。

40M500X(W)

 上位モデルのZ700Xとの違いは、Z700Xは4K IPSパネルで直下型LED+LEDエリアコントロールにより高コントラスト化しているが、M500Xはエッジ型LEDとなること。また、パネルも60Hzとなり、映像エンジンも異なっている。また、M500Xはタイムシフトマシン非搭載となる。ただしアンダースピーカーデザインなど、M500Xシリーズならではの特徴となる。

M500Xシリーズ

4K+アンダースピーカーのスタンダード機

 液晶パネルは、58/50/40型のいずれも3,840×2,160ドットの4K解像度でinnolux製のVA方式。バックライトはエッジ型のLEDで、映像に合わせて、バックライトの明るさや映像のガンマなどをダイナミックに制御する「ダイナミックグローバルディミング」によりコントラスト向上を図っている。パネルは倍速非対応(60Hz)だが、残像低減技術の4Kダイレクトモーション120を搭載している。

50M500X
40M500X

 映像エンジンは「4KレグザエンジンHDR」(Z700Xは上位版の4KレグザエンジンHDR PRO)。新たにフレーム補間機能を追加し、映画やアニメなどの24/30pコンテンツをなめらかに再生可能とした。撮影/編集時に圧縮される高輝度領域信号を復元し、通常のコンテンツもHDRに近づける「アドバンスドHDR復元」も対応。さらに、Ultra HD Blu-rayのHDR信号にも対応し、HDRのダイナミックレンジある映像を楽しめるとしている。

4KレグザエンジンHDR

 放送やBDなどの2K映像も4Kに高画質にアップコンバートする「4Kマスターリファイン」も搭載。HDMI入力は4系統で、4K/60pや著作権保護技術のHDCP 2.2をサポート。4K放送チューナの信号にも対応する。

 デザインは、2月発売の2K REGZA「V30シリーズ」と同様のアンダースピーカーデザインを採用。スタンド高さを抑え、フレーム内に画と音を融合させたている。また40型はリビングにマッチするホワイトモデルも用意している。

40M500X(W)
40M500X(W)
背面も白い

 スピーカーを前面に配置した「レグザダイレクトオーディオシステム」を採用し、スピーカー出力は10W×2ch。1,700バンドのイコライジングにより、緻密に補正し、スピーカーの能力を最大限に引き出しているという。人の音声を聞き取りやすくする「クリア音声」も搭載している。

4K REGZAの新ラインナップ

dTVに対応

 チューナは、地上/BS/110度デジタルが3系統で、別売USB HDDへの録画が可能。番組を視聴しながら2つの番組を同時録画できる「BSも地デジも見ながらW録」に対応。オートチャプター機能も備えている。また、著作権保護技術のSeeQVaultにも対応し、対応HDDやSDカードを使って、録画番組のバックアップや引っ越しなどが行なえる。

58M500X

 好きなジャンルや人物、番組などの関連番組/コンテンツの[パック]から、録画やコンテンツ健作が行なえる「みるコレ」にも対応。パックを選択し、録画番組や未来番組(今後放送番組)、YouTube、番組のシーンなどから見たいコンテンツを選べる。

 映像配信サービスへの対応も強化。NetflixやひかりTV、Hulu、YouTube、DMM.com、TSUTAYA TV、U-NEXT、クランクインビデオに加え、新たにdTVにも対応。Netflix、dTV、ひかりTV、アクトビラなどの4K配信の視聴も可能。なお、Netflix、YouTube、dTVでの4K配信には、6月のソフトウェア・アップデートで対応予定。また、NetflixやひかりTV 4Kの4K HDRコンテンツ視聴にも対応する。

dTVに対応

 また、「みるコレパック」がdTVにも対応。録画番組やYouTube、TSUTAYA TVのほか、dTVのコンテンツをおすすめコンテンツとして表示できるようになった。

 入出力端子は共通。入力はHDMI×4で、HDCP 2.2やHDRに対応。ビデオ入力×1(HDMIアナログ音声入力兼用)、USB×2、Ethernet×1も供える。出力端子は光デジタル音声×1、ヘッドフォン×1(アナログ音声出力兼用)。

 消費電力と年間消費電力量は、58M500Xが181W、107kWh/年、50M500Xが148W、94kWh/年、40M500Xが115W、81kWh/年。

 スタンドを含めた外形寸法と重量は、58M500Xが130.0×20.2×81.6cm(幅×奥行き×高さ)、24.9kg。50M500Xが112.5×17.8×71.0cm(同)で、18.5kg。40M500Xが90.3×17.8×57.6cm(同)で、13kg。

(臼田勤哉)